うさ子戦隊エリザベス

 

ストーリー

第3話「エリザベス出動!」

惑星ラピーヌ、謎の軍団のアジト本部にて、地球侵略会議が開かれていた。
重い幕に遮られ、姿が見えないダークブラウン総帥。
開発部隊のグレイト博士、通信モニタに映る地球侵略部隊リーダー…ワイティ。
ワイティもまた、ヴェールを被っていて姿が見えない。
会議は白熱することなく、当面は今のまま物体を化け物に変化させる装置を用いる事が決まった。燃料はラピーヌ本部から通信時に送られるという。
会議後、総帥は目上であろうと構わず高飛車なワイティの洗脳を強めるよう、博士に伝えるのだった。

亜弓のバイト先であるバーにて、うさ子戦隊のネーミング会議が開かれていた。
リーダーでもある亜弓。姿はどうあれ変身して戦えるとはしゃぐひかり。
さらにはしゃぐシルバー。そして、保護者として同席させられ、不服そうに座る、晃司。
会議は白熱し、名前が決定した。
「うさ子戦隊エリザベス」。シルバーの提案だった。
晃司が止めたが、メンバー以外に拒否権は無いと、ひかりにあっさり却下されるのだった。

突如、鳴り響く警告音。シルバーの差し出す装置の画面に、赤い光が点滅していた。
どうやら物体を変化させる時のエネルギーを検知したらしい。
そこは、大学病院の隣に位置する広場だった。
それを見て真っ先に飛び出す晃司。その後に続く3人。変身して到着すると、広場では噴水が化け物となり暴れていた。

晃司は健闘していたが、体術を会得している割に、うまく立ち回れずにいた。噴水と戦ったことなどないのだから当然ではあるのだが、避けることしかできなかった。
それを見かねたピンクは、シルバーごと変身装置を晃司の元へぶん投げた。
晃司がイエローに変身し終わる頃、レッドとピンクも合流し、わりと力ずくで噴水化け物を退治したのだった。

戦隊に入ったからには名前を変える権利があると言う晃司に、多数決で決めようと返す亜弓。
結局、3対1で「エリザベス」に決定したのだった。

(つづく)