うさ子戦隊エリザベス

 

ストーリー

第4話「リーダーの色」

公立高校の近くで、制服を着た少女が走っている。彼女の名は小寺碧。
勢い余って不良にぶつかってしまったが、通りすがった仕事帰りの亜弓に助けられる。
さらに走り出す碧の横を、1人の少年が声をかけつつも走り抜けた。彼の名は緒川蒼太。
それを見て、碧は自分が高校生ではなく、今年から短大生であることを思いだした。

夕方、仕事先に向かう亜弓にシルバーが残りの仲間を見つけたと話す。
モニタのようなものに映されたのは、今朝見かけた2人だった。
怪訝そうな顔の亜弓の横から、バーのマスターが現れた。
シルバーは一瞬驚いたが、マスターが自ら司令塔を希望したため、快く承諾した。聞けば亜弓が写真と共に紹介済みで、だからこそ前回も会議が出来たのだという。シルバーは喜び勇んで、ひかりと晃司に後の二人を連れてくるよう依頼済みだと打ち明けるのだった。

夕方、バーの前に立つ4人。
制服を着ていない碧を不思議そうに眺める蒼太だったが、気にしないことにした。
バーに入り、シルバーを見ていぶかしがる2人。しかし、戦闘時の映像を見せられ、碧は自信なさげに、蒼太は張り切って引き受けるのだった。
しかし蒼太には1つ気に入らないことがあった。レッドでリーダーという重要なポジションに女性がいるということだ。
それを言うならピンクである自分は男だと言うひかり。碧と蒼太は驚きを隠せなかった。
蒼太は自分がリーダーになりたいことを見透かされ、店を飛び出してしまう。

走る蒼太の目の前に、歩道橋の化け物が立ちはだかった。
蒼太は立ち向かうが、こてんぱんにのされてしまう。
そこへレッドが助けに入り、シルバーが変身装置を蒼太に渡した。
後の3人も合流し、(結局、ブルーとグリーンは戦わなかったが)うさ子戦隊エリザベスが集結した。

ことが収まり、未だ納得がいかない様子の蒼太に、碧がフォローを入れた。話をさえぎるように、蒼太はいつかブルーのリーダーになると宣言し、碧は軽い不安を覚えるのだった。

(つづく)